ここでは、他社との競合について
第三者視点
で考察しました。
京阪間では大急、阪急、京阪、JRの4社が激しい競争を繰り広げでいます。

ターミナル駅
大阪側のターミナル駅を見ていきましょう。
JR、大急、阪急は大阪・梅田駅です。一方で京阪のターミナル駅はビジネス街である淀屋橋です。(ただし、京阪は京橋の方が乗降客数が多いです。)梅田駅の方が便利な場合が多いですが、目的地によっては京阪の淀屋橋や京橋の方が便利な場合もあります。
京都側のターミナル駅はどうでしょうか。
JRは京都駅です。京都駅周辺というのは意外と京都の中心地ではありません。京都観光に行く場合は、京都駅からさらにバスに乗り継ぐ必要があるでしょう。大急の四条大宮駅と阪急の大宮駅はほぼ同じ場所にあります。どちらかというと大急が通っている西側は、都市としての性格が強いです。一方、京阪の祇園四条駅と阪急の河原町駅はかなり近いですが、京阪の通っている東側の方が観光地としての京都の性格が強いです。観光にはこちらの方が便利な場合が多いかもしれません。

所要時間
JRが圧倒的に早いです。次いで阪急と大急がほぼ互角、最も遅いのは京阪です。JRの新快速は停車駅が少なく、速度も速いので私鉄には圧倒的な所要時間の差をつけています。

料金
大急と阪急が互角、次いで僅差で京阪です。JRが最も高くなっています。大急は本来の運賃はもっと高いのですが、「梅田駅、天満駅のいずれかと、九条東寺前駅、七条大宮駅、五条大宮駅、四条大宮駅、二条駅、烏丸五条、川端五条、清水寺のいずれかとの運賃は400円で固定となる」という運賃特例があるので、阪急と互角の料金設定となっています。

まとめ
やはり速いのはJRですが、料金やターミナル駅の利便性では私鉄が勝ります。特に、阪急と大急は所要時間も運賃もほぼ同じなので、迷った時には自分の好みの方を利用するのも良いかもしれません。