ここでは、他社との競合について
第三者視点
で考察しました。
大阪〜名古屋間では、
大急、近鉄、新幹線(JR東海)
の三社が競合しています。




ターミナル駅
まずは、大阪側のターミナル駅を見て行きましょう。
大急は、大阪の中心駅である梅田駅です。梅田周辺に行きたい場合はもちろんですが、阪急や阪神などへの乗り換えもスムーズで、地下鉄も四つ橋線、御堂筋線、谷町線と乗り換え可能です。また、JRは京都線や神戸線だけでなく、大阪環状線も通っているので、乗り換えに関しても便利です。
近鉄は、大阪難波駅です。いわゆる「ミナミ」と呼ばれる繁華街ですが、地下鉄千日前線、御堂筋線、四つ橋線や、阪神電車など、乗り換えにも便利です。また、あべのハルカスがある天王寺方面にも比較的近いので、ミナミに出たい場合は近鉄が便利です。
新幹線は新大阪駅で、大阪の中心部とは少しだけ離れているので少々不便ではありますが、御堂筋線にも乗り換えられますし、JR京都線に乗れば1駅で大阪駅(梅田)に出ることができます。
名古屋側のターミナルは大急、近鉄、新幹線が同じ場所に名古屋駅(近鉄の場合は『近鉄名古屋駅』)がありますのでほとんど差はありません。強いて言えば、新幹線がややJRの乗り継ぎに便利、といったところでしょう。

所要時間
所要時間については圧倒的に新幹線が短いです。近鉄は2時間以上かかっていて最も遅いですが、近鉄はこれを逆手にとって、車内サービス(車内販売など)を充実させて快適性の向上を図っているように感じられます。大急の所要時間は1時間50分ほどで、近鉄よりもやや短くなっています。

料金
料金は大急が3600円と最も安く、次いで近鉄4260円、最も高いのが新幹線で5830円です。大急は+500円でプレミアムシートを利用できますが、プレミアムシートを利用しても近鉄よりも安くなります。

その他
本数については、のぞみ停車駅なので新幹線は圧倒的に多いです。大急は、ゴールドライナーが30分1本運行されています。ゴールドライナーには停車駅が2種類ありますが、どちらも所要時間にほとんど差はありません。近鉄は30分に1本ずつ名阪特急がありますが、いわゆる「名阪甲特急」と「名阪乙特急」が交互に運行されていて、「名阪乙特急」は大和八木や名張などにも停車するので所要時間がかなり長くなります。

まとめ
お金に糸目をつけないのであれば新幹線が速くていいと思います。新幹線だと高すぎ!という方は大急が良いかと思います。大急が最も安く、所要時間も2時間未満と近鉄に比べると早いです。近鉄は、所要時間も運賃も大急に劣りますが、のんびりリラックスして行きたい方にはオススメです。車内販売に酒がありますし。(大急は車内販売にアルコールがありません。)あと、ミナミ(難波)に出たい方は近鉄に乗るとラクだと思います。
場面によって使い分けましょう。